「今日だけじゃなくて、これからもそう思わせるから」 心臓が、一拍、強く鳴った。 「〝間違ってばっかだと思ってた人生、案外悪くないな〟って思える日を、これからも一緒に増やしていきたい」 ゆっくりと、言葉を選ぶように続ける。 「……俺が」 最後の一語が、やけにまっすぐ響いた。 これは、たぶん。 ちゃんとした告白だ。 電車の音も、文化祭のざわめきも、 全部遠くに感じる。 世界に自分たち二人だけが取り残されたみたいに、 静かになる。