君が照らす人生は、いつだって温かい




「……生きてるだけで、合格なんでしょ?」



あの夜の言葉を、
自分のものみたいに反芻する。

それが本当に正しいのかどうかなんて、
まだ分からない。

でも、少なくとも今の私は、
その言葉にすがってここにいる。

明日の自分が、
どんな『ごめんなさい』を言ってしまうのかも分からないまま。

それでも、とりあえず今日は。



「生きてたね、ちゃんと」



自分に向かって、小さく報告する。

返事はない。

でも、それでいい。

耳の奥で、
体育館のボールの音がいつまでも鳴っていた。

それが、
今日の私の『まだ続いている』という証みたいに思えた。