男性はぽかんとしたあと、すぐに思いあたったように目を瞬かせる。
「あっ、昨日の」
「す、すみません、カメレオンなんて呼んで」
謝る天音に対して、彼は気にした様子もなく肩をすくめる。
「いや、ああいうの、印象に残りますよね」
(印象に残るっていうか……強烈すぎるというか)
そう思う間にも、彼はすでに向かいの席に腰を下ろしている。確認も遠慮もない。
(相席、確定……)
天音が内心で息を呑むのをよそに、彼はメニューを開いた。
「ここ、初めてなんですけど」
「……はい」
「お勧め、どれですか?」
いきなり質問され、天音の動きが止まる。
(お勧めって……)
壁に貼られたメニューを目で追う。選択肢は多いが、自分が勧められるものはひとつしかない。
「タンタンメンです」
「即答ですね」
楽しそうに言われ、なんだかバツが悪い。
「あっ、昨日の」
「す、すみません、カメレオンなんて呼んで」
謝る天音に対して、彼は気にした様子もなく肩をすくめる。
「いや、ああいうの、印象に残りますよね」
(印象に残るっていうか……強烈すぎるというか)
そう思う間にも、彼はすでに向かいの席に腰を下ろしている。確認も遠慮もない。
(相席、確定……)
天音が内心で息を呑むのをよそに、彼はメニューを開いた。
「ここ、初めてなんですけど」
「……はい」
「お勧め、どれですか?」
いきなり質問され、天音の動きが止まる。
(お勧めって……)
壁に貼られたメニューを目で追う。選択肢は多いが、自分が勧められるものはひとつしかない。
「タンタンメンです」
「即答ですね」
楽しそうに言われ、なんだかバツが悪い。



