200文字以内のこわい話*親友からの「好き」が消えてしまう前に 他

夜明け前、目が覚めると親友の舞香と身体が入れ替わっていた。舞香の心の中の、私に対する気持ちがノートに書かれた文章のようにするすると読める。喧嘩したばかりだからか酷い言葉ばかりだった。だけどその中には「でも、好き」って言葉もまぎれていた。わたしは怖くなった。舞香からの「好き」が消えてしまうような言葉を心の中でたくさん呟いてしまったから。「好き」が消える前に……わたしはこっそり包丁を持つと、家を出た。