私の学校には怪談があったが、そのうちの一つに『花子さん』があった。「花子さんを見つけると、永遠に閉じ込められちゃうんだって」真偽をたしかめるため、花子さんがいるという場所にいってみた。問題の女子トイレ、個室は全て使用中だった。そのうちの一つの扉が開けられ、中から女の子が出てきた。黒い髪の、古いタイプのセーラー服だ。そして彼女はいった。「もう個室は埋まったわよ」と。扉の奥から押し込められた人の声が。