日常の中のこわい話SS

「これ代わりに届けてくれない?」そう言って友達に渡されたのは茶色の封筒だった。届け先は帰り道に通る家で、ポストに入れるだけでいいらしい。「うん、いいよ」深く考えずに封筒を受け取った――。家の前についた。封筒をポストに入れようとした、その時。「ちょっといいかな?」突然、背後から声をかけられた。振り返ると怖い顔をした警察官が立っている。――私、何を届けさせられたの?手の中の封筒がカサリと音を立てた。