恐怖探偵団と学校の七不思議

放課後になると、小学五年生の過ごし方は様々だ。麗奈はホームルームが終わるとすぐにシャーベットミントカラーのランドセルを背負う。今日は塾。明日は英会話。明後日は書道教室に行かなくてはならない。

麗奈がチラリと教室の方を見ると、亮太たちの姿が見えた。翼が日向に話しかけている。

「甘露。早く音楽室行くぞ」

「は〜い。先生、よろしくお願いします!」

「べ、別に先生じゃ……!」

翼は顔を赤くしたまま、日向と共に教室を出て行く。亮太は優斗と蕾、鞠と桜に話しかけている。

「俺たちはこれからどうする?先生の家に行くか?」

「僕は大丈夫だよ」

「私も行けるわ!」

優斗と桜が笑顔で頷く。蕾も「あたしも行く〜!」と手を挙げた。しかし、鞠だけが「ごめん!」と手を合わせる。

「あたし、今日親が遅いから弟と留守番しろって言われててさ〜……。明日なら大丈夫」

「わかった!また明日な!」

亮太がニカッと笑い、鞠は何度も謝りながら教室を出て行く。蕾が鞠に話しかけた。

「まりりん!またLINEでワンちゃんの写真送ってね!」