朱音ちゃんの家で過ごした日の次の週から、今年度一回目のテスト期間に入った。
私はもう三年生で受験生ということもあって、成績を下げたくないから必死で勉強した。
公園に行ってる時間も勉強時間に当てた。
そのため、朱音ちゃんとしばらく直接会えていない。
何か物足りなさを感じたけれど、朱音ちゃんに会う前の生活に戻っただけだと自分に言い聞かせた。
メッセージのやり取りができるだけでも救いだった。
「朱音ちゃん、久しぶり。無事にテスト終わったよ」
テストの日の夜。久しぶりに朱音ちゃんと公園で待ち合わせた。
テストがあるということは既に話してある。
「テスト、お疲れ様。どうだった?」
「正直、手応えがあったよ。予想してた問題が思ったより出題されて……」
今日はテストトークで終わった。
テスト結果は、学年の真ん中と言ったところで前回とあまり変化はなかった。
「月菜、ちょっと話あるんだけど」
夏休みまで、残り数週間となった。
休み時間、クラスのリーダー的存在であり、私に嫌がらせをしてくる凛りんちゃんが私の席に来てそう言った。
話というのは、私の嫌がることに決まっている。
でも、最近はそんなこと前より気にしなくなった。朱音ちゃんが支えてくれているからかな。
「次の時間、秋に行われる合唱コンクールの役割決めがあるでしょ。その時、月菜のことを伴奏者に推薦するから」
凛ちゃんは意味深な笑みを浮かべた。
「えっ、でも……」
私の返事を待たずに凛ちゃんは自分の席に戻った。
きっと、私がピアノを弾いて失敗して、恥をかかせようとしているのだ。
でも、中学に入ってすぐ辞めてしまったけれどピアノ経験はある。
きっと、凛ちゃんはそのことを知らなくて絶対に弾けるわけがないと思っているんだ。
「朱音ちゃん、今日こんなことがあったの……」
夜中、いつもの公園で朱音ちゃんと待ち合わせて今日のことを聞いてもらった。
あれから私は、本当に伴奏者となってしまった。
抵抗できなかったという理由もあるけど、一生懸命に練習して結果を残して見返してやりたかった。
ちなみに凛ちゃんはパートリーダーとなった。
「もしよかったら、私の家で練習しない?私も多少だけどピアノ経験あって、家にキーボードならあるから」
朱音ちゃんが提案してくれた。
ピアノ経験者なんて予想もしてなかった。
同じ家で育った姉妹ならばよくある話だけれど。
私はもう三年生で受験生ということもあって、成績を下げたくないから必死で勉強した。
公園に行ってる時間も勉強時間に当てた。
そのため、朱音ちゃんとしばらく直接会えていない。
何か物足りなさを感じたけれど、朱音ちゃんに会う前の生活に戻っただけだと自分に言い聞かせた。
メッセージのやり取りができるだけでも救いだった。
「朱音ちゃん、久しぶり。無事にテスト終わったよ」
テストの日の夜。久しぶりに朱音ちゃんと公園で待ち合わせた。
テストがあるということは既に話してある。
「テスト、お疲れ様。どうだった?」
「正直、手応えがあったよ。予想してた問題が思ったより出題されて……」
今日はテストトークで終わった。
テスト結果は、学年の真ん中と言ったところで前回とあまり変化はなかった。
「月菜、ちょっと話あるんだけど」
夏休みまで、残り数週間となった。
休み時間、クラスのリーダー的存在であり、私に嫌がらせをしてくる凛りんちゃんが私の席に来てそう言った。
話というのは、私の嫌がることに決まっている。
でも、最近はそんなこと前より気にしなくなった。朱音ちゃんが支えてくれているからかな。
「次の時間、秋に行われる合唱コンクールの役割決めがあるでしょ。その時、月菜のことを伴奏者に推薦するから」
凛ちゃんは意味深な笑みを浮かべた。
「えっ、でも……」
私の返事を待たずに凛ちゃんは自分の席に戻った。
きっと、私がピアノを弾いて失敗して、恥をかかせようとしているのだ。
でも、中学に入ってすぐ辞めてしまったけれどピアノ経験はある。
きっと、凛ちゃんはそのことを知らなくて絶対に弾けるわけがないと思っているんだ。
「朱音ちゃん、今日こんなことがあったの……」
夜中、いつもの公園で朱音ちゃんと待ち合わせて今日のことを聞いてもらった。
あれから私は、本当に伴奏者となってしまった。
抵抗できなかったという理由もあるけど、一生懸命に練習して結果を残して見返してやりたかった。
ちなみに凛ちゃんはパートリーダーとなった。
「もしよかったら、私の家で練習しない?私も多少だけどピアノ経験あって、家にキーボードならあるから」
朱音ちゃんが提案してくれた。
ピアノ経験者なんて予想もしてなかった。
同じ家で育った姉妹ならばよくある話だけれど。


