それじゃあ、そろそろ。
考えていたプランを始めようと思った瞬間、相手の攻撃に避けるのに失敗してバランスを崩してしまう。
あ、やば、これは貧血か。
昼間に血を呑ませたのに、血を出しっぱにしすぎたのが、今きた。
転んじゃったらまっずい!
刀を持ってない方の手を地面に着きバク転する。
「あぶなっ」
何とかなって良かった。よし、このまま良くか。
わたしが退いていくと、眷属は追っかけてくる。
退く間、刀の血が乾いてしまって居たので、また塗っておく。
「セシル」
彼の名前を呼んでタイミングを示した後、わたしは立ち止まる。
眷属は、これで仕留められると、大ぶりな攻撃してきたから懐に入り、横に刀を振う。
勿論当てては無い。でも、血が飛んだ。これで、十字架が完成だ。
「ぐあっ。あああああ」
今まで声一つあげなかった眷属が声をあげる。
吸血鬼にとっても眷属にとっても十字架ってのは弱点なのだ。
信仰して居ようが無かろうが、聖なるものと彼らは相性が悪い。
寺や神社のマークでもいいけど、書くのが大変から今回はこうだ。
十字架に悶え苦しもうが、攻撃してきた勢いはすぐに止まらない。
そこをセシルが掴むと、丈夫な眷属に投げ飛ばす。
攻撃してこようとした勢い事の衝撃。しかも十字架が当たったから、丈夫な眷属にも効いたみたいで、二人とも悶えている。
「捕縛する。セシルはあっちを」
「ああ!」
わたしは手早く、縄で二人の眷属を捕まえる。
本当は注射も打ちたいところだけど、こんなに眷属と会うとは思って無かったから、用意が無いので、とりあえず捕縛だけしておいた。



