吸血鬼。
それは、人間の血を吸うことで生きる生命体。
人間の様な見た目で、人間の様に言葉を持つけど、人間じゃないまったく別の生物。
そんな生物が、この世には存在している。
吸血鬼は人間と違う生物だから、吸血鬼には特有の特徴がある。
羽を使って空を飛ば事ができたら、動物に変身できたり、日光が苦手だったり。
自分の青い血を分け与えることで、相手を眷属に出来るというのも有る。
眷属にするのは、人間だけじゃなく、動物、虫、植物、無機物、となんでも有り。
眷属にされたもの達は吸血鬼に血を捧げようと人間を襲ってくるんだけど、眷属になった時に特殊な能力を授かるから、そう簡単ではない。
だから、この世には、眷属や、人間に危害を与える吸血鬼を退治する役目を持つのがいる。
――吸血鬼ハンターと呼ばれる者たちだ。
対吸血鬼協会という組織があり、試験験に合格すると所属する事ができ、吸血鬼ハンターとして吸血鬼や眷属の退治や対処を行う。
わたし、市川渚も協会に所属する吸血鬼ハンター。
今日は眷属化した蟻を退治する任務で、この廃ビルにやってきた。
そして、わたしと共に眷属退治をしていたのが、セシル・リンク。
彼は、吸血鬼ハンターじゃない。
青い血を持つ物、すなわち――吸血鬼。
吸血鬼と吸血鬼ハンター。
普通なら相成れないセシルとわたしだが、わけあってバディを組んでいる。



