大好きなキミと151日の恋をする

――ガラララッ!!!


「遅れてすみませんっ!!!」


クラス中のみんなの視線が刺さる中、私はキリッとした眼差しで月寄先生…じゃない男のムキムキマッチョ先生を見つめる。


「遅れた理由は」


「おばあさんを助けてました。」


「プッ!」


え…?


「ハハッ!!ハハハハッ!!!」


なんで、笑い出すの……?


ふと胸元に目をやると、名札には『科瀬(しなせ) 雄貴(ゆうき)』という名前があった。


科瀬先生…


「名前は」


「こ、胡依…愛里清…です」


「俺は月寄先生が体調不良のため、代理で来た科瀬 雄貴だ。」


淡々と話す先生。


「…それより、嘘にもほどがあるぞ?胡依。」


「違っ……嘘なんかじゃ……!」


「おばあさんを助けただァ?そんなの……おとぎ話に過ぎねえんだよ!!」


先生が教卓をバンッ!!と叩く。


「っ!!」


「胡依以外は移動教室行っとけ。」


みんながスタスタと教室を出ていく。


その中で、こっちを見ていた虹くんと目が合った。


『だいじょうぶ?』と、口パクで伝えてくれる。


「夏凪!さっさと行け!」


「すみません」


怖いよ……この先生っ……


「胡依、ホントのこと言え」


「こ、これが本当のことです…」


「へえ?」


先生がニヤッと笑って私を見下ろす。


な、なんなの……!


と、思ったその瞬間―――