「ひょえええ…」
そびえ立つ歩道橋。
そりゃあそんな重そうな荷物を持った腰の悪いおばあさんが渡れるわけないわ……
「手伝います!」
「いいのかい?ありがとう。」
「いえいえ!」
そう返事した、次の瞬間………
――プルルルル…プルルルル……
ん?何だろ?
「おばあさん、ちょっと待っていてくださいね」
「いいのよいいのよ」
スマホをスクールバッグから取り出す。
電話の主は、虹くんだった。
つい嬉しくて、笑顔になってしまう。
「通話」のボタンを押して、深呼吸。
『愛里清ちゃん?』
「あ、虹くん!どうしたの?」
『始業まであと3分だよ。もう予鈴なってる。朝の電車にもいなかったし。どうしたの?』
「あ、えと、それ…は……」
寝坊しましたなんて恥ずかしすぎて自分から言えない……
『寝坊とか?』
胡依 愛里清、瞬殺。
「ハイ、ソウデス」
『あちゃー。じゃあ頑張ってダッシュでおいで。今何してるの』
「おばあさんを助けてるの。歩道橋渡れないみたいでっ」
『そうなんだ。急ぎなよ?じゃあ切るね』
「うんっ」
――プープー…プープー……
「おばあさんっ」
「ん?なんだいお嬢さん」
「え、お手伝いします…よ?」
「あぁ、そうだったわね」
「荷物持ちます!」
* * *
「お嬢さん、お名前は?」
歩道橋を渡り終わって、そう聞かれた。
とびきりの太陽に負けないくらい輝くミラクルスマイルで、私は言った。
「胡依 愛里清ですっ!!では!遅刻しちゃうので!気を付けてください!」
ヤバい、20分くらい時間割いた……
ダッシュで残り500m強を走る。
これ……1時限目終わるんじゃ………?と、思いながら―――。
そびえ立つ歩道橋。
そりゃあそんな重そうな荷物を持った腰の悪いおばあさんが渡れるわけないわ……
「手伝います!」
「いいのかい?ありがとう。」
「いえいえ!」
そう返事した、次の瞬間………
――プルルルル…プルルルル……
ん?何だろ?
「おばあさん、ちょっと待っていてくださいね」
「いいのよいいのよ」
スマホをスクールバッグから取り出す。
電話の主は、虹くんだった。
つい嬉しくて、笑顔になってしまう。
「通話」のボタンを押して、深呼吸。
『愛里清ちゃん?』
「あ、虹くん!どうしたの?」
『始業まであと3分だよ。もう予鈴なってる。朝の電車にもいなかったし。どうしたの?』
「あ、えと、それ…は……」
寝坊しましたなんて恥ずかしすぎて自分から言えない……
『寝坊とか?』
胡依 愛里清、瞬殺。
「ハイ、ソウデス」
『あちゃー。じゃあ頑張ってダッシュでおいで。今何してるの』
「おばあさんを助けてるの。歩道橋渡れないみたいでっ」
『そうなんだ。急ぎなよ?じゃあ切るね』
「うんっ」
――プープー…プープー……
「おばあさんっ」
「ん?なんだいお嬢さん」
「え、お手伝いします…よ?」
「あぁ、そうだったわね」
「荷物持ちます!」
* * *
「お嬢さん、お名前は?」
歩道橋を渡り終わって、そう聞かれた。
とびきりの太陽に負けないくらい輝くミラクルスマイルで、私は言った。
「胡依 愛里清ですっ!!では!遅刻しちゃうので!気を付けてください!」
ヤバい、20分くらい時間割いた……
ダッシュで残り500m強を走る。
これ……1時限目終わるんじゃ………?と、思いながら―――。



