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男性がいなくなって、道端に二人きり。
何とも気まず過ぎる沈黙が辺りに漂う中、先に口を開いたのは黒瀬くんだった。
「巻き込んで、ごめんね」
「……どうして黒瀬くんが謝るの? それに……どうしてさっき、無視したの?」
どうして黒瀬くんはパーティー会場にいたのか、何で美代さんと一緒だったのか、あの男の人とはどういう関係なのか。
聞きたいことは山ほどあった。だけど一番に聞きたかったのは、口に出してしまった言葉は……。
――無視されたことを、自分で思っていた以上に寂しく感じていたみたいだ。
黒瀬くんと目は合わせられなくて、視線を地面に落としたまま問いかければ、黒瀬くんは珍しく口籠って……だけど一言一句言葉を選びながら、真摯に答えてくれる。



