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「椿くん、おはよう」
「……おはよ、百合子さん」
「ふふ、今日はずいぶん寝坊助だったね。良い夢でも見てたの?」
「んー……忘れちゃった。でも、悪いものではなかったと思う」
目を開けば、優しい顔で笑う百合子さんを、柔らかな朝陽が照らしている。
今日はモーニングが美味しいと話題になっているカフェに行こうと約束していたから、早く起きて支度をしないといけないって、分かっている。だけど――。
「わっ。ちょっと椿くん、重いよ」
「んー……百合子さん、あと少しだけ」
「ふふ、しょうがないなぁ」
我儘を言っても、笑って許してくれる、愛しい人を抱きしめながらまどろむ。
そんな幸せな朝が、当たり前の日々が。
これから先もずっとずっと、続いていくように。



