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新幹線の車窓から見えるのは、青々とした山々に、澄み渡る青空。
真っ白な入道雲がくっきりと浮かび上がっている。八月の空って感じだ。
それをぼんやりと眺めながらも、考えてしまうのは、この場には居ない人物のことだった。
今日は予定通り、地元に帰省する日だ。
だけど喧嘩した日以来、椿くんとは一切連絡をとっていない。
――待ち合わせ時間になっても、もし椿くんが現れなかったら……。
それを想像したら、少しだけ怖くなってしまって。
だって今まで、こんなにも長引いた喧嘩なんてしたことがなかったから。
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