「私は一人っ子なんだけどね、佐々木ちゃんみたいな妹がほしかったなぁって思うよ」
「百合子先輩がお姉ちゃんだったら、私すっごく懐いて引っ付き虫になっちゃいそうです……! 実は私、姉がいるんですけどね。この前先輩のことを話したら、迷惑かけないようにねって注意されちゃいました」
しょんぼり肩を落として俯く佐々木ちゃんの肩を、優しく叩く。
「あはは、そうなの? でも、全然迷惑なんてかけられてないから大丈夫だよ。でも、そっか。佐々木ちゃんはお姉さんがいるんだね」
「はい! 私が言うのも何ですけど、身内の贔屓目をなしにしても美人で優しくて……まぁ、ちょっぴり意地悪なところもあるんですけど……でも、自慢の姉なんです! いつか百合子先輩にも紹介したいなぁ」
「そうだね。私も、機会があればぜひご挨拶したいな」
佐々木ちゃんと楽しく雑談していれば、電話をするために席を外していた林くんが戻ってきた。



