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出勤前にコンビニで飲み物を選びながら、私は昨夜の帰り道の黒瀬くんとの会話を思い出していた。
――黒瀬くんは、いつだって真っ直ぐに気持ちを伝えてくれる。
私も、もっと素直に、好きだよって気持ちを伝えたい。
素直に思いを伝えたり甘えたりするのは、年下の男の子って思うと少しだけ気恥ずかしい思いもあるし、何より私の恋愛経験のなさと素直でない性格も要因の一つだということだって、分かってはいるんだけど……。
レジで会計をしながらそんなことをうだうだと考えていた中、一つの案を思いついた。
少しずるいやり方だとは思うけど……やらないよりは、やった方がいい。
そして私は、目についた一つの商品を手に取って、「すみません、これも一緒にお願いします」と会計をお願いした。



