バド×ハピ~きみのことなんか好きじゃないし!~

中学生になってちょっとずつ変わり始める、周りがどんどん変わっていくの。
女子も男子もあの頃より少し大人になって、お互いを意識しちゃったりして、それが恋に変わって。

「あ、まだ彼氏じゃないんだけどね!彼氏になる予定の人ね♡」

頬をほんのり赤くしてうれしそうに話すあかりちゃんが羨ましい、誰かを想うってそんな顔ができるんだって憧れがあふれていく。


わたしにも、できるのかなって。

わたしも恋がしてみたい。


今は苦手だけどいつか苦手じゃなくなる日が来るかもしれないよねって…

ずっと夢に見てる。


「あ、そうだ!来週は練習試合だよ!」

あかりちゃんが目をキラッとさせてわたしの顔を見た。これはたぶん期待してる顔だ。

「今度も勝てるよね?」

「…勝てるかはわかんないけど」

「勝てるよ!隣町のあんみつペアに!」

でもそう言ってもらえるのはうれしい、って思う。
がんばりたいなって思えるから。

「ひなひなは最強だもん!」

まぁ嫌だけど、すごい嫌だけど。

なんでわたしが陽向とペア組まなきゃいけないんだって毎日ゆううつだけど。本当はやりたいくないってずーっと思ってるけど。

「ひな!そろそろ僕ら試合始まるよ!」

「………はい」