バド×ハピ~きみのことなんか好きじゃないし!~

最強コンビ、なんて言われてるけどそれはちょっと成績がよかっただけ。
陽向もバド上手かったし、わたしも自分で言うのはあれだけど上手い方だと思う…からなんだかんだでクラブトップに成績がいいってことになっちゃっただけ。


でもそれって偶然だと思わない?

陽向が初めてのペア相手だっただけで、陽向がいいわけじゃないし、そんなの誰でもおんなじじゃないの?


「早くペア変えてほしい」

はぁーってタメ息が止まらなくなる。たまたま成績がいいせいで先生もペア変更してくれないしさ。

「もう諦めなよ」

「諦められないよ!わたしは女の子同士がいいの!」

「変わんないよ?男でも女でも」

「変わるよっ!!」

つい声が大きくなっちゃって、あかりちゃんがびっくりした顔をした。すぐにごめんねって謝ったけど、そんな必死にならなくてもって顔されたのがわかった。

「日向ちゃん、男子嫌いだったっけ?」

きっと誰にもわからない、わたしにしかわからないと思うこんな気持ち。

「なんで嫌いなの?」

「……。」

「そんだけ言うんだもん、理由があるんだよね?」

「うん、それは…昔嫌なことされて」

「嫌なことって?」

あんまり思い出したくない、でも忘れることもできない。

「…小学校の頃、スカートめくりが流行ってて」

よく追いかけられてはやられてた、男子たちは嫌がる女子を見るのがおもしろくてやってたみたいなんだけどそれが本当に嫌だった。

いつも逃げ回っては隠れて、だけど見付かってスカートをめくられて。

その中でたまにめくるついでに触ってくる男子がー…

「最低ー!それはむかつくね!!」

あかりちゃんが眉をつり上げてプンッと頬を膨らませた。
全部をわかってもらえなくてもいい、少しもわたしの気持ちがっ

「あかりちゃっ」

「それは男子が子供だったんだよ!あかりの彼氏はそんなことないよ!」

「…っ」