隣の席の悪魔【旧版】

中学一年生の春。

私は初めて、
“同志”を見つけた。



隣の下駄箱に手を伸ばす、
男の子。

……え?

――小さい。

待って。

ちっちゃい!!!

いた。

ついに。

見上げなくていい男子が。

思わず、
目線の高さが変わらない横顔を、
じーーーーっと見つめる。

少しだけくるんとした髪。

白い肌。

切れ長の目。

薄い唇。

静かそう。

ありがとう神様。

ちゃんといた。

私の同志。