響け!星夜のセレナーデ

力強く、美しい歌声が響く。レオンハルトがハリエットの方を見ると、彼女は目を輝かせて舞台を見つめていた。その横顔にレオンハルトの胸が高鳴っていく。

(一緒に観られてよかった……)

幸せを感じながら、レオンハルトは舞台にもう一度目を向けた。



公演が終わった後、レオンハルトとハリエットは劇場近くのカフェにいた。それぞれ料理を注文し、先ほどの公演の感想を話す。

「ミュージカル、とても素敵でした。歌も力強くて、感動しました。私ももっと歌の練習をしないとって思いました」

ハリエットが息を吐く。彼女の目元は赤くなっている。感動で涙をハリエットは流していた。レオンハルトは笑みを浮かべる。

「素敵だったね。私もあの歌声には圧倒されたよ。ストーリーや演出も素晴らしかった。でも、私はAliceの歌声が一番かな」

「レオンハルトさん!恥ずかしいですよ!」

注文した料理が運ばれる。ハリエットはオムライスに口をつけた。その頰が緩む。