響け!星夜のセレナーデ

「素敵です!ありがとうございます」

「トーニョにしてはいいプレゼントじゃないか?」

「んだと!?」

アントーニョとオルハンが喧嘩になりそうだったため、マーガレットが素早くハリエットにプレゼントを渡す。彼女がハリエットに贈ったのは、靴だった。青いストーンのついたリボンが特徴的なブラウンのおしゃれなシューズである。

「素敵です!可愛い!ありがとうございます!」

「これ履いて、また今度お出かけしましょうね!」

次にカナタがプレゼントを渡した。ハリエットが箱を開けると、中から桜の柄の扇が姿を見せる。

「綺麗……。ありがとうございます!」

「えへへ。喜んでくれて、僕も嬉しいです!おめでとうございます!」

最後にオルハンの番である。彼は花束をハリエットに渡した。アフリカンマリーゴールドの花束である。

「綺麗です……。ありがとうございます!」

「その花、ハリエットに似合うと思ったんだよねぇ」

オルハンは嬉しそうに頷いた。ハリエットは一人ひとりの顔を見つめる。その瞳が潤んでいった。レオンハルトが言う。