テレビボードもついでに置けたらいいな、とダンボールを開けてみたけれど。
説明書を一回読んで、そっと閉じる。
「……無理」
組み立て式は、私には到底無理だ。
届いた家具のほとんどが組み立てタイプだったので、全部放置することにした。
ソファを置いたおかげか、だいぶ“家”という雰囲気になっていた。
気づいた頃には、作りかけのチャーハンは冷めていた。
フライパンを見つめたまま、小さく息をつく。
温め直す気力も、もう残っていない。
とりあえず立ったまま一口だけ食べて、あとはいいや、と思う。
ソファに腰を下ろした瞬間、体の力が一気に抜けた。
「……疲れた」
ぽつりとこぼして、そのまま背もたれに体を預ける。
カーテンを閉めたばかりの部屋は、少しだけ静かで、少しだけ安心する。
ダンボールはそのまま。
電気もつけっぱなし。
ちゃんとしなきゃいけないことは、まだたくさんあるのに。
────もう、動けない。
目を閉じたのが先か、意識が落ちたのが先かも分からないまま、私はそのままソファに沈んでいった。
遠くで、ドアの音がした気がする。
誰かが帰ってきた、そんな気配だけを残して。
夢か現実か分からないまま、全部が消えて途絶えた。
説明書を一回読んで、そっと閉じる。
「……無理」
組み立て式は、私には到底無理だ。
届いた家具のほとんどが組み立てタイプだったので、全部放置することにした。
ソファを置いたおかげか、だいぶ“家”という雰囲気になっていた。
気づいた頃には、作りかけのチャーハンは冷めていた。
フライパンを見つめたまま、小さく息をつく。
温め直す気力も、もう残っていない。
とりあえず立ったまま一口だけ食べて、あとはいいや、と思う。
ソファに腰を下ろした瞬間、体の力が一気に抜けた。
「……疲れた」
ぽつりとこぼして、そのまま背もたれに体を預ける。
カーテンを閉めたばかりの部屋は、少しだけ静かで、少しだけ安心する。
ダンボールはそのまま。
電気もつけっぱなし。
ちゃんとしなきゃいけないことは、まだたくさんあるのに。
────もう、動けない。
目を閉じたのが先か、意識が落ちたのが先かも分からないまま、私はそのままソファに沈んでいった。
遠くで、ドアの音がした気がする。
誰かが帰ってきた、そんな気配だけを残して。
夢か現実か分からないまま、全部が消えて途絶えた。



