「まだ来ない」
「今日中には来ますよ」
「時間指定してない」
「だから、メール来たら指定すれば大丈夫です」
「ほんとに?明日俺たちがいない時に来たらどうする?」
「再配達でいいじゃないですか」
「それじゃ最短で木曜、の意味なくない?」
朝から洗面所で歯を磨きながら、会話が止まらない。
ベッドの配送メールがうんたらかんたら言っているけれど、私にはそんなのに付き合っている余裕がない。
今日はちょっと寝坊してしまったからだ。
当たり前にふたりとも。
「焦らなくても、必ず届くんですから。それでいいじゃないですか」
「俺は明日の夜からただちにあのベッドで寝たい」
子供みたいに駄々をこねている彼を放っておいて、私はさっさと洗顔までして寝室に戻ってメイクをする。
「明日受け取れなかったらどうする?」
まだリビングでなんか言ってる。
私はため息をつきながら、日焼け止めをしっかりめに顔と体に塗り込んでいく。
「明日がだめなら、明後日があります。どうしても無理なら、週末受け取りましょう」
「だから俺はただちに…」
「こういう時だけめっちゃ細かいじゃん」
つい、本音が漏れてしまった。
「睡眠時間がいかに大事なのか語ってたのは美月でしょ」
「私は雑な大地さんが好きだなあ」
普通にぽろっと言ってしまって、“好き”という言葉を軽々しく口にした自分を瞬時に呪う。
こっちは自分の言葉に動揺しているっていうのに、彼はまったく気にすることなくまだ文句を言っている。
「一応、電話だけでもしてみるかな」とか、「店より配送業者に問い合わせした方が早いのか?」とか。
いつもよりちょっと慌ただしい朝なのに、ふっと笑いが溢れてしまった。
••┈┈┈┈••
「今日中には来ますよ」
「時間指定してない」
「だから、メール来たら指定すれば大丈夫です」
「ほんとに?明日俺たちがいない時に来たらどうする?」
「再配達でいいじゃないですか」
「それじゃ最短で木曜、の意味なくない?」
朝から洗面所で歯を磨きながら、会話が止まらない。
ベッドの配送メールがうんたらかんたら言っているけれど、私にはそんなのに付き合っている余裕がない。
今日はちょっと寝坊してしまったからだ。
当たり前にふたりとも。
「焦らなくても、必ず届くんですから。それでいいじゃないですか」
「俺は明日の夜からただちにあのベッドで寝たい」
子供みたいに駄々をこねている彼を放っておいて、私はさっさと洗顔までして寝室に戻ってメイクをする。
「明日受け取れなかったらどうする?」
まだリビングでなんか言ってる。
私はため息をつきながら、日焼け止めをしっかりめに顔と体に塗り込んでいく。
「明日がだめなら、明後日があります。どうしても無理なら、週末受け取りましょう」
「だから俺はただちに…」
「こういう時だけめっちゃ細かいじゃん」
つい、本音が漏れてしまった。
「睡眠時間がいかに大事なのか語ってたのは美月でしょ」
「私は雑な大地さんが好きだなあ」
普通にぽろっと言ってしまって、“好き”という言葉を軽々しく口にした自分を瞬時に呪う。
こっちは自分の言葉に動揺しているっていうのに、彼はまったく気にすることなくまだ文句を言っている。
「一応、電話だけでもしてみるかな」とか、「店より配送業者に問い合わせした方が早いのか?」とか。
いつもよりちょっと慌ただしい朝なのに、ふっと笑いが溢れてしまった。
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