帰宅してからは、暑すぎてエアコンをちゃんとガッツリ稼働させた。
「暑い」「だるい」しか言わない大地さんの希望で、お昼は簡単にそうめんで済ませた。
そしてやっぱり、午後も彼は荷造りを再開する様子はない。
ひたすらソファでゴロゴロしている。
「……なんか映画でも観る?」
そういう質問をしてくるあたり、完全に引越し準備なんてやる気ないじゃん。
でも、隣から離れることもしたくなくて、私もソファに寝そべったままうなずく。
「大地さんってどんなの観るんですか?」
「こだわりはない」
「考察系はなしで!」
「アクションとか?」
リモコンを操作して彼が勝手に適当に選んだ映画がテレビに映る。
「これ、めっちゃシリーズ化してるやつじゃないですか。最初のしか見てないです」
「俺は一回もない」
「あんなに話題になったのに!?」
うだうだ言ってるうちに、映画が始まる。
大人気シリーズの第一弾。
私がだいぶ前の学生の頃に、実家で家族で見たくらいの記憶のものだ。
薄暗い不穏な空気から始まるゾンビ映画だった。
静かなシーンから、音で観ている側を怖がらせようとする演出。突然出てくる不気味なゾンビ。
一度見たはずなのに、展開をほとんど忘れていて時折肩が揺れる。
「暑い」「だるい」しか言わない大地さんの希望で、お昼は簡単にそうめんで済ませた。
そしてやっぱり、午後も彼は荷造りを再開する様子はない。
ひたすらソファでゴロゴロしている。
「……なんか映画でも観る?」
そういう質問をしてくるあたり、完全に引越し準備なんてやる気ないじゃん。
でも、隣から離れることもしたくなくて、私もソファに寝そべったままうなずく。
「大地さんってどんなの観るんですか?」
「こだわりはない」
「考察系はなしで!」
「アクションとか?」
リモコンを操作して彼が勝手に適当に選んだ映画がテレビに映る。
「これ、めっちゃシリーズ化してるやつじゃないですか。最初のしか見てないです」
「俺は一回もない」
「あんなに話題になったのに!?」
うだうだ言ってるうちに、映画が始まる。
大人気シリーズの第一弾。
私がだいぶ前の学生の頃に、実家で家族で見たくらいの記憶のものだ。
薄暗い不穏な空気から始まるゾンビ映画だった。
静かなシーンから、音で観ている側を怖がらせようとする演出。突然出てくる不気味なゾンビ。
一度見たはずなのに、展開をほとんど忘れていて時折肩が揺れる。



