放置されたままのダンボールと書類。
朝から変わらないリビングの風景。
そのテーブルには、餃子の具材が入ったボウルと、大量の皮。
私と大地さんが並んで座って、流れ作業みたいに皮に包んだ餃子を置いていく。
「……なんで美月のは、そんな“餃子っぽい”形になるの?」
ちらっとこっちを見て、ものすごく不服そうな顔になっている人がいる。
そんなことを言われても。
私はわざとらしく首をかしげた。
「さあ?指先の器用さの問題ですかね?」
「その模様みたいなの、どうやって作るの?」
「うわっ!そっち、具材パンパンすぎます!」
いびつにも程がある、と言いたくなるような面白い形の餃子らしき物体が転がっている。
だからさ、と大地さんが眉を寄せた。
「繊細な作業すぎて俺には無理かもしれない」
「丁重に扱うって意気込んでたのに!」
私が言い返したら、ぐっと言葉に詰まっている。
「こんなに難しいと思わなかった」
「慣れです、頑張りましょ」
「励まされるとむかつくな」
小言ばっかり言い合いながら、餃子を作っていく。
この空気感が、私たちのいつもの日常だ。
どうでもいい話をだらだらとしながら、テレビをかけっぱなしにして見もしないでしゃべる。
これがなによりの時間だった。
朝から変わらないリビングの風景。
そのテーブルには、餃子の具材が入ったボウルと、大量の皮。
私と大地さんが並んで座って、流れ作業みたいに皮に包んだ餃子を置いていく。
「……なんで美月のは、そんな“餃子っぽい”形になるの?」
ちらっとこっちを見て、ものすごく不服そうな顔になっている人がいる。
そんなことを言われても。
私はわざとらしく首をかしげた。
「さあ?指先の器用さの問題ですかね?」
「その模様みたいなの、どうやって作るの?」
「うわっ!そっち、具材パンパンすぎます!」
いびつにも程がある、と言いたくなるような面白い形の餃子らしき物体が転がっている。
だからさ、と大地さんが眉を寄せた。
「繊細な作業すぎて俺には無理かもしれない」
「丁重に扱うって意気込んでたのに!」
私が言い返したら、ぐっと言葉に詰まっている。
「こんなに難しいと思わなかった」
「慣れです、頑張りましょ」
「励まされるとむかつくな」
小言ばっかり言い合いながら、餃子を作っていく。
この空気感が、私たちのいつもの日常だ。
どうでもいい話をだらだらとしながら、テレビをかけっぱなしにして見もしないでしゃべる。
これがなによりの時間だった。



