息も合っていない他人との朝は、時間の進み方が妙に早かった。
電車の時間を踏まえて起きたというのに、洗面所にはもう彼がいた。
「あ、おはよう」
鏡の前で、歯磨きをしている。
「……おはようございます」
挨拶は大事なので、しっかり返す。
しかし、私もこの洗面所に用があって顔を出したのに、彼は一向に動く気がないのかシャカシャカと歯を磨いている。
髪の毛を結びながら声をかけた。
「……あの、私も使いたいんですけどいいですか?」
「え?あぁ、うん」
寝癖がついたままの髪の毛で、彼は一歩だけ下がる。
いや、だから、狭いんだってば。
「あなた、自分のデカさ分かってます?」
「────ん?」
私は朝から盛大なため息をつきたいのを我慢して、一歩下がってくれただけでも感謝しながら洗面台で顔を洗おうとする。
……が、彼の足にぶつかる。
「あ、ごめん」
やっと察したらしい彼が半分くらい洗面所から出てくれた。
電車の時間を踏まえて起きたというのに、洗面所にはもう彼がいた。
「あ、おはよう」
鏡の前で、歯磨きをしている。
「……おはようございます」
挨拶は大事なので、しっかり返す。
しかし、私もこの洗面所に用があって顔を出したのに、彼は一向に動く気がないのかシャカシャカと歯を磨いている。
髪の毛を結びながら声をかけた。
「……あの、私も使いたいんですけどいいですか?」
「え?あぁ、うん」
寝癖がついたままの髪の毛で、彼は一歩だけ下がる。
いや、だから、狭いんだってば。
「あなた、自分のデカさ分かってます?」
「────ん?」
私は朝から盛大なため息をつきたいのを我慢して、一歩下がってくれただけでも感謝しながら洗面台で顔を洗おうとする。
……が、彼の足にぶつかる。
「あ、ごめん」
やっと察したらしい彼が半分くらい洗面所から出てくれた。



