でもあとに続いて入ってきた二人は、足元になんて注目するわけもなく。
中村さんに至ってはキョロキョロしている。
「なんか、いい匂いする」
「嗅がないでください!」
靴を一応揃えていたらしい八代さんが、遅れて私についてくる。
「リビングあっち?」
「はい…」
たぶん、いるけど。
どういう状態なのかは分からない。
不安に駆られながらも、リビングのドアを開けた。
その瞬間、後ろから大きな声。
「うわっ!広っ!!!」
…中村さんにさっきお願いした、『静かにしてくださいね』がまったく効いていない。
リビングの真ん中に置いてあるソファに、身動ぎひとつしない大きな塊。
上は半袖Tシャツ、下はスウェット。
顔はよく見えないけど、いつもの大地さんがスマホを片手に持ったまま寝ていた。
こちらに背を向けていたけれど、中村さんの声で寝返りを打つのが見えた。
テレビはつけっぱなしで、ガヤガヤしたお笑い番組かなにかが流れている。
ソファでいつも通りに眠っている姿を見た瞬間、張っていたものが少しだけほどけた。
「あいつ?」
後ろから落ち着いた声がして、それが八代さんだというのはすぐに分かった。
うなずく前に、中村さんがまた声を張る。
「えっ、あの人が!?同居人!?」
「ちょっ…!静かにしてくださいって!!」
中村さんに至ってはキョロキョロしている。
「なんか、いい匂いする」
「嗅がないでください!」
靴を一応揃えていたらしい八代さんが、遅れて私についてくる。
「リビングあっち?」
「はい…」
たぶん、いるけど。
どういう状態なのかは分からない。
不安に駆られながらも、リビングのドアを開けた。
その瞬間、後ろから大きな声。
「うわっ!広っ!!!」
…中村さんにさっきお願いした、『静かにしてくださいね』がまったく効いていない。
リビングの真ん中に置いてあるソファに、身動ぎひとつしない大きな塊。
上は半袖Tシャツ、下はスウェット。
顔はよく見えないけど、いつもの大地さんがスマホを片手に持ったまま寝ていた。
こちらに背を向けていたけれど、中村さんの声で寝返りを打つのが見えた。
テレビはつけっぱなしで、ガヤガヤしたお笑い番組かなにかが流れている。
ソファでいつも通りに眠っている姿を見た瞬間、張っていたものが少しだけほどけた。
「あいつ?」
後ろから落ち着いた声がして、それが八代さんだというのはすぐに分かった。
うなずく前に、中村さんがまた声を張る。
「えっ、あの人が!?同居人!?」
「ちょっ…!静かにしてくださいって!!」



