────でも。
さっきの定食屋での会話が、いまだに頭の中に残っている。
『適当でいいんじゃない?』
『ソファとか』『そこで寝るよ』
いや、よくないでしょ。
私は一度、ゆっくり息を吐いた。
ここで流したら、たぶんこの人は一生このままだ。
「……あの」
リビングに入って振り返ると、彼はもうスマホを見ている。
いや、ほんとにこの人はさあ。
デジタルデトックスにでも行ってこいや。
「寝る場所の話、まだ終わってません」
私がそう言うと、ぴたりと彼の指が止まるのが見えた。
「……まだやるの?」
「やります。大事なことって言いましたよね、私」
即答したら、彼はゆっくり顔を上げた。
その表情は、さっき定食屋で見たのと同じで、少しだけ面倒くさそうで。
でも、完全に拒否しているわけでもない。
「ソファでいいって言ったじゃん」
「よくないです」
「なんで?」
「ちゃんと休めないじゃないですか」
「寝れるよ」
「寝れません!」
「いや、寝れるって」
「身体が休まらないです!」
言い切ったあと、なんでこんなに必死なんだろう、と思い直す。
他人の彼がソファで寝ようがどこで寝ようが、私には関係ないはずなのに。
さっきの定食屋での会話が、いまだに頭の中に残っている。
『適当でいいんじゃない?』
『ソファとか』『そこで寝るよ』
いや、よくないでしょ。
私は一度、ゆっくり息を吐いた。
ここで流したら、たぶんこの人は一生このままだ。
「……あの」
リビングに入って振り返ると、彼はもうスマホを見ている。
いや、ほんとにこの人はさあ。
デジタルデトックスにでも行ってこいや。
「寝る場所の話、まだ終わってません」
私がそう言うと、ぴたりと彼の指が止まるのが見えた。
「……まだやるの?」
「やります。大事なことって言いましたよね、私」
即答したら、彼はゆっくり顔を上げた。
その表情は、さっき定食屋で見たのと同じで、少しだけ面倒くさそうで。
でも、完全に拒否しているわけでもない。
「ソファでいいって言ったじゃん」
「よくないです」
「なんで?」
「ちゃんと休めないじゃないですか」
「寝れるよ」
「寝れません!」
「いや、寝れるって」
「身体が休まらないです!」
言い切ったあと、なんでこんなに必死なんだろう、と思い直す。
他人の彼がソファで寝ようがどこで寝ようが、私には関係ないはずなのに。



