誰もいない部屋に、 小さな声が落ちる。
ひとりなのだから、返事はない。
静かすぎる部屋が物足りなくて、音で紛らわそうとしてテレビをつける。
賑やかな音が流れてきた。
テレビの中の人たちは、楽しそうに笑っている。
普段ならつられて笑うこともできるのに、今日はできななかった。
やっぱり、どこか静かだった。
適当に夕飯を済ませて、 またソファに戻る。
なんとなく、 いつも座っている場所じゃなくて 少しだけ端に寄って座った。
ふと、 隣を見る。
だらっと寝そべってスマホをいじる姿や、うたた寝しているきつもの横顔がない。
……誰もいないのは分かっているのに。
なんで今、 そこを見たんだろう。
自分でも分からないまま視線を戻して、クッションを引き寄せると抱え込んだ。
昨日は、私が今までで一番大騒ぎして。
あっちはなんてことないように受け流して。
そんなあったかい時間を過ごしたのに。
今日は、 それが一切ない。
「……なんで」
ぽつりと、 つぶやくような声が出た。
考えなくても、もうずっと前からそんなことは分かっている気がする。
でもそれを言葉にするのは違う気がして、そのままクッションに顔を埋めた。
目を閉じるとさっきまでの静けさが少しだけ濃くなる。
────いないだけなのに。
それだけなのに。
どうしてこんなに、落ち着かないんだろう。
ひとりなのだから、返事はない。
静かすぎる部屋が物足りなくて、音で紛らわそうとしてテレビをつける。
賑やかな音が流れてきた。
テレビの中の人たちは、楽しそうに笑っている。
普段ならつられて笑うこともできるのに、今日はできななかった。
やっぱり、どこか静かだった。
適当に夕飯を済ませて、 またソファに戻る。
なんとなく、 いつも座っている場所じゃなくて 少しだけ端に寄って座った。
ふと、 隣を見る。
だらっと寝そべってスマホをいじる姿や、うたた寝しているきつもの横顔がない。
……誰もいないのは分かっているのに。
なんで今、 そこを見たんだろう。
自分でも分からないまま視線を戻して、クッションを引き寄せると抱え込んだ。
昨日は、私が今までで一番大騒ぎして。
あっちはなんてことないように受け流して。
そんなあったかい時間を過ごしたのに。
今日は、 それが一切ない。
「……なんで」
ぽつりと、 つぶやくような声が出た。
考えなくても、もうずっと前からそんなことは分かっている気がする。
でもそれを言葉にするのは違う気がして、そのままクッションに顔を埋めた。
目を閉じるとさっきまでの静けさが少しだけ濃くなる。
────いないだけなのに。
それだけなのに。
どうしてこんなに、落ち着かないんだろう。



