「……あの、自分で買いますから」
「俺も自分に必要なものは買うつもりだけど、冷蔵庫とかレンジとか、申し訳ないけど借りることになるし」
「あぁ、そういうことですか」
一応、この人なりに色々気にしてくれてはいるのか。
やっと理解した。
「諸々必要なものは確かにあると思いますけど…。まず、大事なこと決めませんか」
コップのお冷をぐいっと飲んで、ずっと気にかかっていたことを切り出す。
あちらはまったく分かっていないような様子で首をかしげていた。
「大事なこと?」
「寝る場所をどうするか、ですよ!」
彼はちらっと私を見ただけで、またスマホをいじり始めてしまった。
「聞いてます?」
「うん。聞こえた。適当でいいんじゃない?」
「は?」
「ソファとか買うから、俺そこで寝るよ」
いやいやいや、ベッド買わないの?休めなくない?
心の中で言ったつもりだったけど、声に出てたのか?というくらいにはすぐにまた彼と目が合った。
はぁー、と分かりやすいため息をつかれる。
「あのさ、疲れない?そんなに色々と気にして」
「つ、疲れませんよ!全部曖昧なこの状況が一番ストレスです!」
ため息ついたの、聞こえてたし見たからな。
「……大変なんだな、誰かと住むのって」
彼はそれだけ言うと、スマホを置いてお冷を飲んだ。
テーブルに置いたスマホには、『注文完了』という文字が見えた。
完了だと?
……いや、終わらせてたまるか。
────ちゃんと決めるって、言ったよね、私。
••┈┈┈┈••
「俺も自分に必要なものは買うつもりだけど、冷蔵庫とかレンジとか、申し訳ないけど借りることになるし」
「あぁ、そういうことですか」
一応、この人なりに色々気にしてくれてはいるのか。
やっと理解した。
「諸々必要なものは確かにあると思いますけど…。まず、大事なこと決めませんか」
コップのお冷をぐいっと飲んで、ずっと気にかかっていたことを切り出す。
あちらはまったく分かっていないような様子で首をかしげていた。
「大事なこと?」
「寝る場所をどうするか、ですよ!」
彼はちらっと私を見ただけで、またスマホをいじり始めてしまった。
「聞いてます?」
「うん。聞こえた。適当でいいんじゃない?」
「は?」
「ソファとか買うから、俺そこで寝るよ」
いやいやいや、ベッド買わないの?休めなくない?
心の中で言ったつもりだったけど、声に出てたのか?というくらいにはすぐにまた彼と目が合った。
はぁー、と分かりやすいため息をつかれる。
「あのさ、疲れない?そんなに色々と気にして」
「つ、疲れませんよ!全部曖昧なこの状況が一番ストレスです!」
ため息ついたの、聞こえてたし見たからな。
「……大変なんだな、誰かと住むのって」
彼はそれだけ言うと、スマホを置いてお冷を飲んだ。
テーブルに置いたスマホには、『注文完了』という文字が見えた。
完了だと?
……いや、終わらせてたまるか。
────ちゃんと決めるって、言ったよね、私。
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