「大地さんってお酒は飲まないんですか?家でも飲んでませんよね」
料理が届くまでまだまだかかりそうなので、賑わう店内に負けない声で聞いてみる。
彼は身を乗り出して私の声を聞き取ると、ふとイスにもたれて息をついた。
「苦手じゃないけど、家でも飲みたいほど好きでもない」
「会社の飲み会とかは?」
「あんまり行きたくないから、最低限」
「……友達、います?」
「……あー、まあ…、少数」
思わず吹き出してしまった。
この反応から察するに、狭く深く、かもしれない。
こういう何気ない会話で彼の生活や性格が垣間見えて、新しい発見もあったりする。
頬杖をついて、もう必要のないメニューを意味もなく眺めながらつぶやく。
「私、ずーっと地元の味が好きで。うどんとかおそばも、関西のおだしじゃないとだめだったんです」
「え、出身そっちなの?意外だな」
「そうですか?大地さんは?」
「東北」
「あぁー…、てことは、味は濃いめが好きですか?」
「うん。関西って味薄いもんね。物足りない」
「おだしが!コク深いんですよ!」
「いや。味が薄い」
料理が届くまでまだまだかかりそうなので、賑わう店内に負けない声で聞いてみる。
彼は身を乗り出して私の声を聞き取ると、ふとイスにもたれて息をついた。
「苦手じゃないけど、家でも飲みたいほど好きでもない」
「会社の飲み会とかは?」
「あんまり行きたくないから、最低限」
「……友達、います?」
「……あー、まあ…、少数」
思わず吹き出してしまった。
この反応から察するに、狭く深く、かもしれない。
こういう何気ない会話で彼の生活や性格が垣間見えて、新しい発見もあったりする。
頬杖をついて、もう必要のないメニューを意味もなく眺めながらつぶやく。
「私、ずーっと地元の味が好きで。うどんとかおそばも、関西のおだしじゃないとだめだったんです」
「え、出身そっちなの?意外だな」
「そうですか?大地さんは?」
「東北」
「あぁー…、てことは、味は濃いめが好きですか?」
「うん。関西って味薄いもんね。物足りない」
「おだしが!コク深いんですよ!」
「いや。味が薄い」



