フライパンに手を伸ばしたタイミングが重なって、思わず動きが止まる。
先に取手をつかんだのは彼の方だった。
「盛り付けしてみる」
えっ、意外。
と思ったけど、「じゃあお願いします」とお皿を二枚差し出す。
「……それ、こぼれますよ」
「大丈夫、大丈夫」
全然大丈夫じゃない盛り付け方で、皿の端に焼きそばが寄っていく。
……だめだ、この人たぶん天然だ。
「……麺と具のバランス悪くないですか」
「味は一緒だから」
彼はまったく気にしない様子で盛り付け終わり、ふと考え込むように眉を寄せた。
「……なんか、量が違うか?」
悩ませるのも申し訳ないので、量が少ない方をさっと私が手に取る。
「同じくらいですよ。ほら、さっさと運びますよ」
「はーい」
ローテーブルにいつもみたいに並んで座る。
いつもと同じ距離のはずなのに、少しだけ近く感じた。
「「いただきます」」
同時に声が重なって、ほんの少しだけ間が空いた。
でも、その隙間を埋めるみたいに大地さんが先に焼きそばに箸をつける。
先に取手をつかんだのは彼の方だった。
「盛り付けしてみる」
えっ、意外。
と思ったけど、「じゃあお願いします」とお皿を二枚差し出す。
「……それ、こぼれますよ」
「大丈夫、大丈夫」
全然大丈夫じゃない盛り付け方で、皿の端に焼きそばが寄っていく。
……だめだ、この人たぶん天然だ。
「……麺と具のバランス悪くないですか」
「味は一緒だから」
彼はまったく気にしない様子で盛り付け終わり、ふと考え込むように眉を寄せた。
「……なんか、量が違うか?」
悩ませるのも申し訳ないので、量が少ない方をさっと私が手に取る。
「同じくらいですよ。ほら、さっさと運びますよ」
「はーい」
ローテーブルにいつもみたいに並んで座る。
いつもと同じ距離のはずなのに、少しだけ近く感じた。
「「いただきます」」
同時に声が重なって、ほんの少しだけ間が空いた。
でも、その隙間を埋めるみたいに大地さんが先に焼きそばに箸をつける。



