「なんだろう、これ。なんか……絡まってる?」
低い声でそうつぶやかれて、私はすぐに嫌な予感がした。
「あ……。もしかして、ネックレスかも」
「ネックレス?」
たぶん、目を凝らしているのだろう。
気配も声も、今までで一番近い。
呼吸が浅くなりかけて、意識しちゃだめ、と言い聞かせた。
「ネックレス外そうか?」
「……お願いします」
私がそう言うと同時に、首の後ろに手が触れる。
ネックレスの留め具を探るように、髪の毛を何度もすくい上げられた。
何も言わず、邪魔にならないように上の部分だけ髪をおさえる。
今、前を向いていてよかった。
顔なんて見せられたもんじゃない。
「……これ、どうやって外すの?」
ぼそりと尋ねられて、身動きが取れないまま「え?」と聞き返す。
「外し方、分かんない」
「ネックレスつけたことないんですか?」
「ない」
「女の人につけてあげたことは?」
「そんなのあるわけないじゃん」
即答されて、なんて返せばいいか分からなくなる。
たしかに私も男の人にネックレスをつけてもらったことなんて、一度もないかも。
低い声でそうつぶやかれて、私はすぐに嫌な予感がした。
「あ……。もしかして、ネックレスかも」
「ネックレス?」
たぶん、目を凝らしているのだろう。
気配も声も、今までで一番近い。
呼吸が浅くなりかけて、意識しちゃだめ、と言い聞かせた。
「ネックレス外そうか?」
「……お願いします」
私がそう言うと同時に、首の後ろに手が触れる。
ネックレスの留め具を探るように、髪の毛を何度もすくい上げられた。
何も言わず、邪魔にならないように上の部分だけ髪をおさえる。
今、前を向いていてよかった。
顔なんて見せられたもんじゃない。
「……これ、どうやって外すの?」
ぼそりと尋ねられて、身動きが取れないまま「え?」と聞き返す。
「外し方、分かんない」
「ネックレスつけたことないんですか?」
「ない」
「女の人につけてあげたことは?」
「そんなのあるわけないじゃん」
即答されて、なんて返せばいいか分からなくなる。
たしかに私も男の人にネックレスをつけてもらったことなんて、一度もないかも。



