あっさりとしているけれど、思ってたよりちゃんと返ってきた。
それがちょっとだけ意外だった。
そして、ひとつ思い出したことがあったのでそれもちゃんと言う。
「あと、帰ってきた時も。声かけてください。理由はさっきと同じです」
言ったそばからめちゃくちゃ嫌そうな顔をしている。
「…げぇ。めんどくさい」
「そこは頑張ってください!!!人として大事なコミュニケーションですからね!!!」
念を押すようにテーブルを叩くと、彼は深いため息をついていた。
納得しているのかしていないのかは、分からない。
ふと。
「……一応、」
彼がベランダの夜景を眺めながら、ぼそっとつぶやいた。
「帰る時は静かにする」
その一言に、ほんの少しだけ肩の力が抜けた。
────なんだろう。
この人、めちゃくちゃ面倒くさいのに。
全部“合理的”で片付けるくせに。
ちゃんと、最低限は守る気がある。
…それが分かっただけで、少しだけ、“ひとりじゃない部屋”になった。
••┈┈┈┈••
それがちょっとだけ意外だった。
そして、ひとつ思い出したことがあったのでそれもちゃんと言う。
「あと、帰ってきた時も。声かけてください。理由はさっきと同じです」
言ったそばからめちゃくちゃ嫌そうな顔をしている。
「…げぇ。めんどくさい」
「そこは頑張ってください!!!人として大事なコミュニケーションですからね!!!」
念を押すようにテーブルを叩くと、彼は深いため息をついていた。
納得しているのかしていないのかは、分からない。
ふと。
「……一応、」
彼がベランダの夜景を眺めながら、ぼそっとつぶやいた。
「帰る時は静かにする」
その一言に、ほんの少しだけ肩の力が抜けた。
────なんだろう。
この人、めちゃくちゃ面倒くさいのに。
全部“合理的”で片付けるくせに。
ちゃんと、最低限は守る気がある。
…それが分かっただけで、少しだけ、“ひとりじゃない部屋”になった。
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