ふと横を見ると、猫背になって真剣にキャベツとピーマンを睨んでいる横顔がある。
……この人は、仕事よりも料理の方が断然苦手なんだろうな。
そんなことを考えていたら、突然振り向いた。
「……ねぇ、これで合ってる?」
ザルの中にカットされたキャベツが入っている。
私がお手本で切ったものよりだいぶ大きい。
ピーマンも大きさがバラバラだけど、全部言ったらショックかな。
ちょっと考えて、キャベツを指す。
「大きさを揃えるって思えばいいかもしれないですね」
言い方をオブラートに包んだら、不満そうな顔をされた。
「もっと小さく?」
「…それです」
「キャベツの、この硬いところは?どうすればいいの?捨てる?」
「火が通れば食べられますよ」
「とにかく小さくすればいいんだな」
納得したようにうなずいたのに。
五分後にザルに入っていたのは、細かく刻まれたキャベツだった。
「もうどれが見本か分からなくなった」
聞いたことのない絶望的な口調に、笑いが止まらなかった。
「いいんですよ、食べやすければそれで」
「うそだな。笑ってるじゃん」
「気のせいです」
……この人は、仕事よりも料理の方が断然苦手なんだろうな。
そんなことを考えていたら、突然振り向いた。
「……ねぇ、これで合ってる?」
ザルの中にカットされたキャベツが入っている。
私がお手本で切ったものよりだいぶ大きい。
ピーマンも大きさがバラバラだけど、全部言ったらショックかな。
ちょっと考えて、キャベツを指す。
「大きさを揃えるって思えばいいかもしれないですね」
言い方をオブラートに包んだら、不満そうな顔をされた。
「もっと小さく?」
「…それです」
「キャベツの、この硬いところは?どうすればいいの?捨てる?」
「火が通れば食べられますよ」
「とにかく小さくすればいいんだな」
納得したようにうなずいたのに。
五分後にザルに入っていたのは、細かく刻まれたキャベツだった。
「もうどれが見本か分からなくなった」
聞いたことのない絶望的な口調に、笑いが止まらなかった。
「いいんですよ、食べやすければそれで」
「うそだな。笑ってるじゃん」
「気のせいです」



