部屋は真っ暗だった。
この部屋ってこんなに暗かったっけ、と思いながら電気をつける。
カーテンを閉めて、寝室にバッグを置いてすぐにキッチンへ向かった。
しんとした部屋で、キッチンの調理器具の音だけがやけに響く。
炊飯器に洗米したお米をセットしたところで、玄関から音が聞こえた。
すぐにリビングのドアが開く。
「ただいま」
「おかえりなさい」
彼が帰ってきた。思っていたよりもずっと早い。
「……今日はなに作るの?」
手を洗いにキッチンに来た彼が、私がカウンターに食材を置いているのを見て聞いてきた。
「ホイコーローです」
「…なに?そんなの作れんの?」
「世の中は便利なんです」
自分が開発したわけでもないのに、ちょっと誇らしい気持ちで市販の合わせ調味料を見せる。
『回鍋肉の素』と大きく書かれていた。
それを見て、彼が少し口元を緩める。
「……なるほど」
さっさと出ていくのかと思いきや、ずっとそこにいる。
料理を始めようとする私の隣に立ったまま、なんとなくこちらを見ている。
この部屋ってこんなに暗かったっけ、と思いながら電気をつける。
カーテンを閉めて、寝室にバッグを置いてすぐにキッチンへ向かった。
しんとした部屋で、キッチンの調理器具の音だけがやけに響く。
炊飯器に洗米したお米をセットしたところで、玄関から音が聞こえた。
すぐにリビングのドアが開く。
「ただいま」
「おかえりなさい」
彼が帰ってきた。思っていたよりもずっと早い。
「……今日はなに作るの?」
手を洗いにキッチンに来た彼が、私がカウンターに食材を置いているのを見て聞いてきた。
「ホイコーローです」
「…なに?そんなの作れんの?」
「世の中は便利なんです」
自分が開発したわけでもないのに、ちょっと誇らしい気持ちで市販の合わせ調味料を見せる。
『回鍋肉の素』と大きく書かれていた。
それを見て、彼が少し口元を緩める。
「……なるほど」
さっさと出ていくのかと思いきや、ずっとそこにいる。
料理を始めようとする私の隣に立ったまま、なんとなくこちらを見ている。



