「これ、鍋に入れる順番あるの?」
「決まりはないですけど、火が通りにくいものから先に入れます。家庭科の調理実習で習いませんでした?」
「記憶ないって…」
呆れながらも、どこか楽しそうにそう言う彼の横顔を見て、ふと手を止める。
……なんか、いいな。
ぐつぐつと音を立てる鍋から立ち上る湯気が、キッチンいっぱいに広がっていく。
やがて大きな深いフライパンに並々になった鍋を、いつもより少し気をつけながらリビングに運んだ。
今日作ったのは、寄せ鍋。
キムチ鍋と迷ったけれど、野菜をより多く摂れる寄せ鍋にした。
美味しそうな匂いがリビングいっぱいに広がる。
「鍋は簡単ですし早くできるからいいですね」
「これで簡単なのか」
「じゃあ、早速食べましょ」
炊きたての白米を茶碗によそい、お茶と一緒にテーブルへ運ぶ。
間違いなく鍋との相性は抜群だ。
ローテーブルに並んで座り、二人で「いただきます」とフライパンの蓋を開けた。
「……うまい」
隣から、シンプルな感想が聞こえてきた。
ふふっと笑って、かなり熱いので少し冷ましながら私も食べ進める。
「やっぱり鍋は間違いないですね」
「うん。うまい」
彼は私の方はまったく見ず、鍋をかき込んでいる。
熱そうだけど、美味しそうに食べていた。
ご飯が進む味で、なかなかいい味だ。
彼の食べるペースがだいぶ早いので、私もつられて箸を動かす。
「決まりはないですけど、火が通りにくいものから先に入れます。家庭科の調理実習で習いませんでした?」
「記憶ないって…」
呆れながらも、どこか楽しそうにそう言う彼の横顔を見て、ふと手を止める。
……なんか、いいな。
ぐつぐつと音を立てる鍋から立ち上る湯気が、キッチンいっぱいに広がっていく。
やがて大きな深いフライパンに並々になった鍋を、いつもより少し気をつけながらリビングに運んだ。
今日作ったのは、寄せ鍋。
キムチ鍋と迷ったけれど、野菜をより多く摂れる寄せ鍋にした。
美味しそうな匂いがリビングいっぱいに広がる。
「鍋は簡単ですし早くできるからいいですね」
「これで簡単なのか」
「じゃあ、早速食べましょ」
炊きたての白米を茶碗によそい、お茶と一緒にテーブルへ運ぶ。
間違いなく鍋との相性は抜群だ。
ローテーブルに並んで座り、二人で「いただきます」とフライパンの蓋を開けた。
「……うまい」
隣から、シンプルな感想が聞こえてきた。
ふふっと笑って、かなり熱いので少し冷ましながら私も食べ進める。
「やっぱり鍋は間違いないですね」
「うん。うまい」
彼は私の方はまったく見ず、鍋をかき込んでいる。
熱そうだけど、美味しそうに食べていた。
ご飯が進む味で、なかなかいい味だ。
彼の食べるペースがだいぶ早いので、私もつられて箸を動かす。



