「さっき獣医一家の話を出したら、お姉様、辛そうな表情をしていましたよ。お姉様が本当に待っているのは・・・・・・、鳥ではなく、鳥に引き寄せられた嫁ぎ先の獣医様なのではないですか。中途半端な気持ちのまま鳥を絶滅させては、どちらも失ってしまいますよ」
「風待、あなた、どうして知っているの? 私と彼の仲が良かったことも、相手から離縁を言いつけられたことも」
風待姫は今度こそ立ち去りましたが、残された鳥待姫は美しい黒髪を乱して涙をこぼしました。
(私は・・・・・・私は、どうするべき・・・・・・?)
その夜、鳥待姫は夢をみました。
「鳥待姫、獣医の春郎です。鳥を専門に診ています。鳥を絶滅させぬように手助けするのが己の使命だと思っています。そこで、鳥待姫。鳥が好きだと聞いているので、ぜひ絶滅の危機を一緒に救いましょう」
嫁いだ時の記憶が夢に出てきたのです。
「はい、春郎殿。ぜひ、よろしくお願いします!」
起きた時、鳥待姫は思いました。
(あの時確実に、春郎殿に約束したわ。それは守りたい。そしてやはり、風待の言っていたことも最もだわ。中途半端に何かするよりは、このまま何もせずどうにかなった方が楽だものね)
「絶滅はやめるわ。鳥よ、いつまでも地球で幸せにね」
鳥待姫は涙目になって、静かに呟きました。
ーーー自分が本当に待つものがわからず、不安定に揺れ動く鳥待姫。
次回、決意が揺らぎ、鳥を絶滅の危機にさらしてしまう予感がーーー
(次回は鳥をめぐる絶滅に、とまどいながらも姉に向き合う、三女の風待姫のお話です)
「風待、あなた、どうして知っているの? 私と彼の仲が良かったことも、相手から離縁を言いつけられたことも」
風待姫は今度こそ立ち去りましたが、残された鳥待姫は美しい黒髪を乱して涙をこぼしました。
(私は・・・・・・私は、どうするべき・・・・・・?)
その夜、鳥待姫は夢をみました。
「鳥待姫、獣医の春郎です。鳥を専門に診ています。鳥を絶滅させぬように手助けするのが己の使命だと思っています。そこで、鳥待姫。鳥が好きだと聞いているので、ぜひ絶滅の危機を一緒に救いましょう」
嫁いだ時の記憶が夢に出てきたのです。
「はい、春郎殿。ぜひ、よろしくお願いします!」
起きた時、鳥待姫は思いました。
(あの時確実に、春郎殿に約束したわ。それは守りたい。そしてやはり、風待の言っていたことも最もだわ。中途半端に何かするよりは、このまま何もせずどうにかなった方が楽だものね)
「絶滅はやめるわ。鳥よ、いつまでも地球で幸せにね」
鳥待姫は涙目になって、静かに呟きました。
ーーー自分が本当に待つものがわからず、不安定に揺れ動く鳥待姫。
次回、決意が揺らぎ、鳥を絶滅の危機にさらしてしまう予感がーーー
(次回は鳥をめぐる絶滅に、とまどいながらも姉に向き合う、三女の風待姫のお話です)



