1番前で仁王立ちしている短髪の男がベンチを蹴ってきた。
なにこの人、なにがしたいわけ?
そりゃヤンキー仲間なのはみりゃわかるけど学校で暴力振るうとかは流石にやめて欲しいんだけど。
「なんですか?他の席もあいてるじゃないですか」
「なんですかじゃねーよ。お前達は黙って隙をゆず──」
「ハアアアア!!??さっすんがんに理不尽すぎない?このベンチあんたの所有物じゃないでしょ。」
隣の羽野さんが声をあげた。
────危ない。
「羽野さんダメ。」
すっとうのさんの手を掴み、おくじょうの出口へ向かって行った。



