イケメン男子はわたしのワンコくん!


「えっ、結芽!?と、百瀬くん?」


バッチリ目が合ってしまった、わたしと咲ちゃん。


「ご、ごめん……今日いつもより早く家を出ちゃって……」


わたしとハルは、おずおずと電柱の影から出る。


「もしかして、ずっと見てた?」

「ずっとっていうわけじゃないけど……おめでとう」


控えめにわたしが言うと、咲ちゃんは顔を赤くして「あはっ」と、吐き出すみたいに笑った。


「なんだぁ、結芽に一番に報告したくて、先輩に先に行ってもらったのに」

「えっ、そうだったの?」

「うん、これから結芽ん()の方、行くつもりだったの。昨日先輩に告ったんだけど、返事は今日まで保留にされちゃって。それで今……返事もらえたから」


「心配かけちゃったよね、ごめんね」と謝る咲ちゃんに、わたしはぶんぶんと首を横に振る。


「改めて、おめでとう!」


わたしが咲ちゃんの手をぎゅっと握って言うと、「ありがとう」と幸せそうにはにかんだ。そして、