イケメン男子はわたしのワンコくん!



翌日──。

咲ちゃんの告白の結果が気になりすぎて、寝不足どころかいつもより早く、ハルと一緒に家を出た。


「どうしようハル、わたしが緊張する」

「先に聞いてみたら良かったんじゃない?」

「そうなんだけど……」


スマホに咲ちゃんの連絡先は入っているけれど、咲ちゃんからの報告はなく、何となくこっちから聞くのも気が引けて。

連絡がないってことは、もしかして……なんて、嫌なことを考えたりもしてしまって、今に至る。


「どうなったんだろ……」


早く会って聞きたいけど、会うのもちょっと怖い。

変な緊張を抱えながら学校に向かって歩いていると、


「あ、あれ、咲ちゃんじゃない?」

「えっ?」


ハルの言葉に顔を上げ、指さされたほうを見る。

すると、確かに咲ちゃんがいて、向かいあって話しているのは──奥野先輩。


「だめ、ハルこっち!」


わたしは慌ててハルを引っ張って、電柱の陰に隠れた。


ドッ、ドッ、ドッと、鼓動の音がうるさい。

まさか二人をこんな所で目撃することになるなんて。