もしまた結芽ちゃんと『同じ』になれるなら、なりたい。 また一緒に学校に行って、同じ時間を過ごしたい。 「わかった」 『誰か』はひと言そう言うと、目線を合わせるように僕の前にしゃがみ込んだ。 その瞬間、風にフワッと揺れる金色の髪。 一瞬だけ見えた瞳は、おばあちゃん家から見える、海のような碧色──。 そして『誰か』は静かに微笑んで、僕は眩しいばかりの光に包まれた。 「きみをもう一度人間にしてあげる。その代わり──……」 《END》