ハルと初めて会った日のこと、今でもハッキリ覚えている。
あの日はまるで、私の気持ちを表したような雨だった。
ずっと大切にしていたもの。
それが一瞬にして崩れてしまって。
自分がどうしたらいいのか、何を信じればいいのか、何もかも分からなくなってしまった。
悲しくて、悔しくて、寂しくて。
雨なのか、涙なのかさえ、もう分からなかった帰り道。
箱の中で小さく鳴いていたハルを見つけた。
それからずっと一緒にいてくれたハル。
奇跡は突然起きて。
大切なことをハルがたくさん教えてくれた。
前に進む勇気を、ハルからもらった。
そして今、二度目の奇跡。
今度はわたしがハルに教えてあげたい。
楽しいこと、嬉しいこと、幸せなこと。
ハルがいつもわたしにくれる気持ちを、今度はわたしがハルに──。



