俺たちの青春の半分は恋でできている ~信じてますか? 運命の恋~

「でもそれって、恋愛に興味のない陽菜にとって、迷惑でしかないことだからさ」

「あー……その問題があったかあ」

 夏目くんが難しい顔をして胸の前で腕を組む。


「でも、正直陽菜がいない自分が、こんなにダメ人間になるなんて思ってもみなくてさ」

 思わず苦笑いが漏れる。


 陽菜と出会うまでは、恋愛なんて邪魔にしかならないって思ってた。

 なんでみんな恋なんてするんだろうって不思議だった。


 けど、今ならわかる気がする。

 大事なものがあるからこそ、出せる力もあるんだって。


「なら、秋山はこれからどうしたいんだ?」

「僕は……」


 僕の気持ちを知ってほしい。

 僕のことをずっと見ていてほしい。


 でも、僕の気持ちが陽菜にとって迷惑なものだってことはわかってる。


 だからといって、このままじゃダメだってこともわかってる。


「……どうしたいんだろ。よくわからないや」


 ぐるぐる同じことばかり考えて、結局結論は出ないまま。

 サッカーのことなら、コンマ1秒もかからずに判断できるのにな。