俺たちの青春の半分は恋でできている ~運命の恋って信じてますか?~

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 はぁ~~、マジで神かよ、アイツ。


 班長の栞奈が必死に盛り上げてくれたおかげで、班がヘンな空気にならずにすんだ。

 これはどっかでちゃんとお礼しなくちゃだよな。


 京都での班分散を無事終えた俺たちは、初日の宿へと到着した。


 そういえば、あんま知らないヤツらと同室だったっけ。

 落ちついて落ち込む余裕もなさそうだ。


 思わず小さくため息が漏れる。


 誰だよ、クジ引きにしよう、なんて提案したヤツは。


 ま、クラス替え後の五月なんて、どうがんばったってほぼ初対面みたいなメンツになるんだろうけどさ。

 それでも去年同じクラスだったヤツとか、陸部のヤツとか……あー、どっちにしても、そんなに普段から仲いいヤツはこのクラスにはいないか。


 渡されたカードキーを持って部屋に行くと、ベッドに寝転んだり、本を読んだり、すでに同室の他の三人は部屋でくつろいでいた。


「おー、最後の一人、やっと来たな」

「お疲れー」

「お疲れ様」

「お疲れ。俺の班が最後? 意外とみんな班分散終わんの早かったんだな」


 室内には、ベッド三台+エキストラベッドが一台。


 ……わかってる。一番遅かった俺が悪いんだよ。


 他の三台のベッドの足元に、エキストラベッドが横向きに置かれている。

 その脇に荷物をどさりと置くと、俺はベッドに腰かけた。