俺たちの青春の半分は恋でできている ~信じてますか? 運命の恋~

『せんぱーい!! めっちゃカッコよかったですよ!!』

 いつもの陽菜のハイテンションな声が唐突に頭の中によみがえる。


 友だちと一緒に応援に来てくれたときは、いつだってめいっぱい元気に応援してくれた。

 たとえそれが演技だったとしても、すごくうれしかった。


 わざわざ来なくてもいいとは言ってあったけど、

『どうせ一花に付き合わされるんで。楓先輩の応援、がんばりますね!』

 そう言ってくれたから、僕も陽菜に恥ずかしいところは見せられないなとがんばれた。


 ……そっか。悪いことばかりではなかったんだな。


 けど、自分から終わりにしようって言い出したわけだし。

 ……仕方がないよね。


「あれっ、今日はヒナちゃんの応援なし?」

 練習試合前のアップ終了後、チームメイトの中村が応援団の方をキョロキョロと見回している。


「うん、この前別れたからね」

「ふうん、わかれ……別れた⁉ マジかよ。え、楓が部活バカすぎて、ひょっとして浮気でもされた⁇」