俺たちの青春の半分は恋でできている ~信じてますか? 運命の恋~

「秋山、おつかれー」

「春田くんも、お疲れ様」

 昼練を終え、昇降口に入ったところで、春田くんに声をかけられた。


「あのさ、秋山……違ってたらごめんだけど……」

 春田くんが、そこまで言って、一旦言葉を切る。


 なにかを言おうかどうしようか迷っているみたいだ。


「うん? なんだった?」

 そんな春田くんを、そう言って促す。


「あー……のさ、ひょっとしてなんだけど……麻井さんのこと、ほんとに好きになっちゃった感じ?」

 周囲に聞かれないよう、春田くんが僕の耳元でそっとささやく。


 僕は笑いながらゆっくりと首を左右に振った。


「だから、僕たちはそういう関係じゃないんだってば」

「ま、まあ、それはわかってるんだけどさ。うーん……ま、なんかあったら秋山も気軽に相談してよ。十連敗中の俺に相談したってどうにもならないだろって気持ちもわかるけどさ」

 そう言って、春田くんが自虐的な笑みを浮かべる。