俺たちの青春の半分は恋でできている ~運命の恋って信じてますか?~

 俺の顔をしばらくの間じっと見つめていた栞奈が、はぁーーと盛大なため息を吐く。


「だいたいさあ、修学旅行中に猛アピールして、最終日前日の夜、もしくは帰り際に『修学旅行楽しかったな。今度また一緒に遊びに行かない?』みたいな流れで告白しようとか考えなかったわけ?」

「…………なんだよ、それ。そんな裏技があるんなら、もっと早く教えてくれって! フラれてから言われたって、遅いんだわ!」


 それならうまくいった可能性もあるよな?

 修学旅行を一緒に楽しみたかったからって、先走りすぎだろ、俺!

 同じ班ってだけでとりあえず満足しとけよ、過去の俺!!


 俺が頭を抱えてしゃがみ込んでいると、「ほらっ」と栞奈が俺の目の前に右手を差し出した。


「しょうがないから、やけ食いくらいなら付き合ってあげるわよ」

「……マジで神だな、栞奈」


 栞奈が輝いて見えるんだけど。

 ちょっと涙が出そうになったってことは、栞奈には絶対にヒミツだ。