「へえ、夏目でもそんなこと考えたりするんだな」
「おいっ! オレをなんだと思ってんだよ!」
あー、そういえばこいつ、オレを秋山ばりのモテキャラだと勘違いしてたんだっけか。
「ははっ、悪い悪い」
笑っていた春田の表情が、すっと真剣なものへと変化する。
「――そんだけ夏目にとって大事な相手だってことなんだな」
ほらな。春田ならきっとわかってくれるって思ってたよ。
「そういうこと。そんで? そういう春田はどうなんだよ」
「お、俺? 俺は……まあ、うん……ぼちぼちだよ」
春田の視線がちょうど入り口から教室に入ってきた百瀬の姿を捉え、じっと目で追っている。
なにがぼちぼちだよ。
頭ん中百瀬でいっぱいなんじゃねえのかよ。
ま、春田のこと言えねえけどな。
咲希が絶対運命の相手だ! 間違いねえ!
……なんてのんきなこと考えてた頃のオレに戻りてえわ。
けどさ。
春田もオレも、結局相手のことを第一に考えてるからこそ、こんなに悩んでんだよな、きっと。
それって、別に悪いことじゃなくね?
だってさ、あの頃の自己中な自分よりかは、成長できてるってことだもんな。
「おいっ! オレをなんだと思ってんだよ!」
あー、そういえばこいつ、オレを秋山ばりのモテキャラだと勘違いしてたんだっけか。
「ははっ、悪い悪い」
笑っていた春田の表情が、すっと真剣なものへと変化する。
「――そんだけ夏目にとって大事な相手だってことなんだな」
ほらな。春田ならきっとわかってくれるって思ってたよ。
「そういうこと。そんで? そういう春田はどうなんだよ」
「お、俺? 俺は……まあ、うん……ぼちぼちだよ」
春田の視線がちょうど入り口から教室に入ってきた百瀬の姿を捉え、じっと目で追っている。
なにがぼちぼちだよ。
頭ん中百瀬でいっぱいなんじゃねえのかよ。
ま、春田のこと言えねえけどな。
咲希が絶対運命の相手だ! 間違いねえ!
……なんてのんきなこと考えてた頃のオレに戻りてえわ。
けどさ。
春田もオレも、結局相手のことを第一に考えてるからこそ、こんなに悩んでんだよな、きっと。
それって、別に悪いことじゃなくね?
だってさ、あの頃の自己中な自分よりかは、成長できてるってことだもんな。



